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ギター教室 GUITARIO  〈ギタリオ〉 の日記

素朴な質問

2014.03.23

生徒さんから素朴な質問を頂きました。

「チェロのペグはなぜ木で出来ているんですか」


ペグとは弦を巻いていく糸巻きのことです。


この部分、ギターでは金属のギヤで出来ています。

その昔、19世紀のギターなどは木のペグが使われていました。

それから金属のペグに変わり、オープンペグやクローズドペグ、
ロトマチック、マグナムロックなどさまざまなペグが世に出回りました。


しかしヴァイオリンやチェロなどは木のペグのままです。


なぜか・・・。


いろいろ理由があります。

その理由の一つに、音色の違いがあると思います。

木から木へ伝わる音色は今でも好まれ、現在でも使用され続けているらしいです。

たとえばフォークギターなら、ブリッジピン(弦を止めておく右端の丸いピン)

これを変えることにより音色が変わります。プラスチック、エボニー、ローズウッド等

ペグもやはり木で出来ていたほうが人気なのでしょうか。

次に重さ。

ヴァイオリンは肩に乗せて演奏します。ヘッドのほうに金属があると負担がかかります。
そういった演奏面から考えると木で出来ていたほうが好ましいのですね。

ギターもペグをすべてはずすと結構軽くなります。


ただ、木のペグは取り扱いが難しいというところがあります。
精密に出来ていないとチューニングが狂ってしまったり外れてしまったり、

木で出来ていますからもちろん湿度にも関係がある場所だと思います。
(湿度により木が伸縮します)

そういった面から見ると庶民的なギターは金属のギヤでスムーズなチューニングが出来、
扱いやすいといえるでしょう。

車で言うなら木で出来たペグがマニュアル車、ギヤがオートマチック車といったところでしょうか・・・。


細かい部分も理由があってそのパーツが使われているんですね。


今日はペグの話でしたー。


Dr.k

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